2020年に小学校でプログラミング教育が必修化されます。導入方法もいろいろ検討されている中、一番の懸念は教える人の不足と言われています。

民間企業の協力や、教師の増強など様々なアイデアが出ていますが、学校同士や地域でフォローするという選択肢があってもいいのではないかと、小学校と中学校に協力してもらい、”BKGが中学生にプログラミングワークショップのやり方を教えて、中学生が小学生にプログラミングワークショップを開催する”という取り組みをしてみました。

協力してくれたのは横浜市瀬谷区の原中学校と三ツ境小学校。三ツ境小学校を卒業した子供たちは受験や引っ越しがない限り原中学校に進むので、教える中学生の中には三ツ境小学校を卒業した児童も多く、懐かしむ子もいました。原中学校には情報工学部という部活があり、その内の部長、副部長と3年生、各学年の代表で計7名の中学生がワークショップを行います。

夏の中学生は非常に忙しいこともあり、レクチャーに1日、模擬ワークショップに1日、本番ワークショップに1日と計3日での実施となりました。

1日目のレクチャーではScratchの説明、作るゲームの説明、実施してもらうワークショップをBKGが中学生に実施という流れで行いました。
Scratchに触るのは初めてという子が多かったですが、Pythonを使っているということですんなり理解してくれ、予定よりも30分早く終わることができました。

2日目の模擬ワークショップでは代表の7名が情報工学部の部員30名に向けてワークショップを行いました。
講師役の部長さんがBKGオリジナルのテキストを見ながら進めるワークショップでしたが、普段からいっしょに活動をしている仲間だけあってリラックスした雰囲気の中でスムーズに進行してくれました。
ただ、仲間なだけに脱線の材料が豊富で予定よりも30分ほどオーバーしてしまいました。

3日目の本番ワークショップではこのために募集した1年~5年の小学生30名に情報工学部の代表7名がワークショップを行いました。

保護者の方や地方情報誌の取材も見守る中、堂々としたワークショップっぷりで、小学生たちもプログラミングをとても楽しく学んでいました。部長さんに渡したテキストから細かい字がたくさん書かれたメモが数枚落ちていたので、かなり練習をしてくれたのだと思います。残りの6人も自分から率先して他の人のフォローをしたり、その時々でやらなくてはいけないことを探したり、とても積極的に動いてくれていました。本番も予定を30分ほど過ぎてしまったのですが、小学生は全員無事にゲームを完成させることができ、ニコニコして帰って行きました。

中学生に感想を聞いたところ「人に教えるということはとても難しいということがわかったが、難しいから面白いということもわかった」「子供たちが無理なく理解できる言葉がすぐに出なかった」と、教えることの難しさに関するコメントがあった一方、「次回はもっとスムーズに行いたい」「面白いのでまた参加したい」という前向きな言葉も多く聞かれました。

今回は時間が限られていたこともあり、ワークショップの進め方が中心となってしまいましたが、もし次回があればもう少しプログラミングに踏み込んだ内容で実施したいと思います。
とはいえ、代表7名や小学生の笑顔を見る限り、取り組み自体は成功と言え、他の生徒や学校、地域などにも大きく広げていけるのではないかと感じました。

BKGではこのような取り組みも引き続き行っていきたいと考えています。ご興味のある学校、自治体の方は info@buildersjp.com
までご連絡ください。