中国と香港の国境の街、深センは電子部品の問屋や工場が集まり、世界のスタートアップ企業(これから成長していく企業)から注目をされているアジアのシリコンバレーとも呼ばれる都市です。

一方、Maker Faire(メイカーフェアー)はアメリカで生まれたMakerムーブメントの代表的イベント。自宅やガレージでテクノロジーを使って面白いものを作っている人たちのことをMakerと呼びます。Makerが自分たちの作品を持ち合って楽しむのがMaker Faireです。日本ではここ数年はビッグサイトで8月の頭にMaker Faire Tokyoが開催されています。現在世界中でMakerムーブメントの波が起こっており、日本でも東京だけでなく各地で、毎月のようにMaker関係のイベントが開催されているのです。

◆ Maker Faire Tokyo 2017 http://makezine.jp/event/mft2017/

深センという都市自体も近年急速な変化を遂げているという話を聞いていたのでMaker Faire Shenzhen(深セン)の開催に合わせて見学に行ってきました。

● Maker Faire Shenzhen(深セン)
Maker Faire自体は11月10日(金)~12日(日)、深セン職業技術学院(Shenzhen Polytechnic)の留仙洞(Liuxiandong)キャンパスで開催されていました。見学に行ったのは中日の11日(土)。地下鉄の留仙洞駅を降りると早速Maker Faireの大きなポスターがあちらこちらに貼ってあります。おかげで迷わずに出ることができました。

出口を出て400mほど歩くと入口にたどり着きました。入るには荷物検査が必要です(写真右側)深センは地下鉄に乗る時も毎回荷物をX線に通して、飲み物を持っている場合はそれも機械にかけないと通らせてもらえませんでした。

無料で中に入ると、この日は卒業式だったのか記念写真を撮っている人が多かったです。

Maker Faire Shenzhenはキャンパス内の5つの建物と広場に分散されて余裕のあるスペースで開催されていました。昔まだMake Tokyo Meetingという名前だった時にデジハリや東工大で開催されていた時に近い雰囲気で、懐かしさを感じました(日本では2012年からMaker Faire Tokyoという名前になりました)。今回は全部で210ほどのブースが出展しているようです。Maker Faire Tokyo 2017の出展数は450だったそうなので約半分といったところでしょうか。日本のMaker Faireは会社とMakerの割合が1:3くらいなのに対し、Shenzhenでは2:1くらいに感じました。

それでは早速展示を見ていきましょう。

これは風力発電でラジオを聴く装置です。音量も回るスピードによって変わっていました。

これは流しているラジオから音を聞き取って、その出演者によって口パクするぬいぐるみが変わる装置。ぬいぐるみ部分に凝ればいろいろなことができそうです。

スイッチを押すと太鼓が鳴る装置。このような技術の無駄遣い的な装置が多いのもMaker Faireの特徴です。手で鳴らせばいいじゃない!とは誰も言いません。

Makerというよりもアーティストの作品も多く展示されていました。

これは廃材を使った動物オブジェを展示していたブース。バイクのタンクを使ったワシ。おもしろい。

これ、とてもびっくりしました。全部ダンボールです。めちゃくちゃ立体的です。この技法自体はじめて見たので感動しました。

これは他のブースで、厚紙でしょうか。すごくきれいでした。

松の木にプロジェクターで葉をつけるアート。

Kinectを使って、プロジェクターに映ってるロボットを塗るアート。

Arduino互換機やセンサー類で有名なSeeed社も出展していました。というよりスポンサーですね。
◆ Seeed https://www.seeedstudio.com/

27g!のクアッドコプターセット。めちゃくちゃ小さいですが、各センサによってプログラミング飛行ができます。

今度は屋内に入ると大きな小屋のような物がありました。これはArduinoを使った大きな万華鏡で、手前のトラックボールを転がすと偏光板の後ろにあるLEDの光る箇所が変わって模様が変化していくという仕組みです。女の子が喜んでいました。

スケートボードがあったので何か仕掛けがあると思って乗ってみましたが、普通のスケートボードでした・・。中国語がわからないので理由が聞けず謎のままでした。

会場全体で非常に子供が多く、くっつくブロックは大人気でした。

ハングアウト(ミニワークショップ)的なブースもいくつかありました。

これは糸を使わないミシン(?)。子供たちが挑戦していましたが、むずかしいようでほとんどファシリテーターの人たちがやっていたようです。

ここはレーザーカッターで切った材料を使って物を作るコーナー。10元(170円)からということもあり、絶えず子供たちが何か作っていました。個人的にはピンボールが欲しかった・・。

長くなってしまったのでその2に続きます。

◆ Maker Faire Shenzhen(深セン) 2017に行ってきました その2
http://builder-kids-garage.com/activities-recording/mfsz2017-2/